低め安定期

担当の先生のお考えによるんだろうけれど、

私が今お世話になっている先生は、

低め安定を"よし"としているようだ。

調子がいい日、悪い日、その波が大きくある事よりも、

低めでもいいから波が少なく、安定している状態を目指すということ。

 

言っていることは分かる。

頭ではわかっているけれど、

その低め安定期は、間違いなく毎日が低めの状態で、

ほぼほぼ何もできない。

気力はわかないし、お布団から起き上がれる時間も少ない。

 

植物人間になってしまったんじゃないかと思う。

ただ、呼吸をして、生き永らえさせてもらってるだけな気分になる。

自分の事も自分でできずに、周りに迷惑をかけているだけ。

ただ息して寝がえりをうつだけ。

生きているってなんなんだろう。

なにをしていれば生きているといえるの?

 

サインバルタスルピリド

低め安定の状態に満足できなかった私は、もっと動けないと困る。と先生に相談した。

そこで増えた薬が、サインバルタスルピリド

どちらもテンションをあげる効果のあるお薬らしい。

 

飲み始めて最初はお薬が効きすぎたのか、3日程寝れない日が続いたり、

テンションが上がりすぎて、自分でも制御できなくなってしまったりしていた。

SNSにずーっと投稿し続けるとか、

いろんな人にLINEを送りまくるとか。

誰でもいいから相手してほしかった。

迷惑な話だ。

 

現在は、この2つのお薬を飲むようになって1か月と少し経った。

飲む前と比べたら波がある体調になっている。

先日の突発大阪旅行で動けていた分、いまもあまり動けずにいる。

 

顕著な日内変動

夕方から夜にかけて少し動けるような気になって、ブログを書いてみる。

深夜から翌夕方まで布団から出られない。寝続ける。そんな生活を繰り返している。

幸いなことに、ここ1年程、夕方を過ぎると毎日電話をかけてきてくれる相手がいる。

まだ私が着信に出られないタイミングだと、繋がるのは夜になったりもするけれど

何もポイントがない毎日であるより、

幾分か、リズムができるし、おしゃべりする事で、気分も変わる。

そのまま寝てしまうこともあるけれど、それも良しとしてくれている相手に

とても感謝している。

 

なにが言いたいかというと、

何もできないと思ってしまうと、誰かと約束事を作ったり、待ち合わせをしたり、

気分や体調によってできないことが多くて続けられない。

続かないのが当たり前な鬱病真っただ中なのに、できないと自己嫌悪に陥ってしまう。

悪循環でしかない。

ハードルの低い、私の場合は、話していて苦じゃない相手からの着信をとる。

出れなかった時はかけなおす。

そんな小さな事でも生活リズムを作る手助けになっているということ。

 

周囲の人がうつ病について理解が浅い様に、

鬱病になってしまった本人も、自分が鬱病になるなんて思いもしないで生きてきたし

知識、情報、病気への理解なんかは、その辺の人と大差ない。

自分でもなんでこんなに動けないのか、なんでこんなに甘ったれになってしまったのか。

わからずもがいて自分自身に幻滅している。

 

このお薬を飲んでれば大丈夫ですから!ちゃんと治りますよ!

先生は言うけれど、ほんとなのかな。

一生このままの身体で生きていくしかないなら

来世でやりなおしたい。